真野風凜のRock'n'Words

英日翻訳者の真野風凜が、洋楽と翻訳、言葉についてつづります。なお、著作権保護の観点から、歌詞・訳詞は一部のみを掲載します。

初めまして!

皆さん、初めまして! ブログ「真野風凜のRock'n'Words」をご覧くださり、ありがとうございます。このブログでは、英日翻訳者の真野風凜(まの ふうりん)が、洋楽(ロック)と翻訳、言葉についてつづっていきます。

今回は自己紹介を兼ねて、私のロックと翻訳との出会いについて書きます。

 

 私は1980年代生まれですが、10代の時から60~80年代のロックの魅力に取りつかれています。初めて好きになったのは、中学生の時に両親の影響で聞いたザ・ビートルズThe Beatles。幅広く奥深いサウンドに魅せられ、来る日も来る日もアルバムを聞き続けました。

やがて高校生になると、クイーン(Queenと出会います。華麗なサウンド、重厚なコーラス、迫力満点のライヴ、そして何よりも、ヴォーカルのフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)の美しく力強い歌声の虜となりました。出会いから20年近くたった今でも、そしてこれからもクイーンは私にとって最高のバンドであり続けます。

その後もヴァン・ヘイレンVan Halen)やデイヴィッド・ボウイ(David Bowie)、T・レックス(T.Rex)、デフ・レパードDef Leppard)などなどなど、60~80年代のロックを中心にさまざまなアーティストを聞いてきました。

そんな私は、ロックを単に聞いて楽しむのではなく、歌詞を読んで、意味を理解したいという思いが初めから強かったと思います。日本の英語教育だけで育った中高生の英語力なんて高が知れているのですが(笑)、それでも『ビートルズ全詩集』(訳:内田久美子)や『クイーン詩集』(訳:山本安見)を片っ端から読み、電子辞書を引いて知らない英語の意味を学んでいきました。意味が分かると、「この歌ってこんなことを言ってたんだ!」と感動し、その歌がさらに好きになります。まあ、意味を知ったがゆえにびっくり・がっかりすることもたま~にありますが……。

そのうちに「自分でも歌詞を訳したい!」と思うようになり、高校生のころからクイーンの曲を中心に独自の訳詞を始めました。私がビートルズやクイーンの既存の訳詞を読んでいつも思っていたのは、「歌詞の訳にしては日本語が硬すぎるのでは?」ということ。もちろん曲の内容や雰囲気にもよりますが、たとえば、「愛している」ではなくて「愛してる」、「分からない」ではなくて「分かんない」など、もっと、実際の話し言葉に則した訳をしようと心掛けていました。このブログでも、その方針で訳詞をしていこうと思っています。

往年の名曲から最近の曲まで、私の独断とへんけ……、ではなくて独自の視点で選曲し、曲の魅力と、そこに込められた思いをお伝えできればと思っています。どうぞよろしくお願いします!